こんにちはタクローです。
皆さん日々ダーツの練習に取り組み
いかに上手くなるか、効果的な練習をするか
よく考えている方が多いと思います。
そんな方に向けて今回の記事では
反復練習の効果が2倍になる画期的な方法をお伝えします。
「ええ!?そんな方法があるの!!!なんだか怪しい…」
「いえいえ、大丈夫です!実はこの壺を買えばなんと!上達速度が2ば」
怪しいじゃねえか!( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
安心してください!方法はいたってシンプルです!(2回目)
結論から言うと
その方法とは
リコンソリデーションです!
すでにご存知の方は(ああ、あれね)
となっていることでしょう。
少し前にSNS上でも話題になったり
メンタリストのDaigoさんがこの方法について動画をあげていたりしたので
ご存知の方も多いかもしれません。
上達速度が2倍ってどういうこと?
ダーツにどうやって活かせるの?
そんな疑問について今回の記事では解説していきます。
それではいきましょう!
そもそもリコンソリデーションとは?
リコンソリデーションとは
反復練習をする際、練習の方法を微妙に変えて行う方法
のことを指します。
反復練習の際に少し変化をつけると一体どうなるのか?
それはズバリ
脳が活性化して練習の効果が向上します!
変化に対する脳の適応を上手く使っているのが
リコンソリデーションです。
それでなんで上達速度が2倍なの?
同じことを繰り返す方が覚えは良くなるんじゃないの?
こちらの疑問についてはまず有名な研究結果を紹介します。
以下ジョブ・ホプキンス大学の論文です。
ジョン・ホプキンス大学の実験内容
86人の男女を対象にTVゲームのような作業をしてもらう
グループを以下の3つに分けた
① まったく同じ練習を2回繰り返す
② 微妙に内容を変えた練習を2回繰り返す
③ 練習を1回しかしない
結果
② の微妙に内容を変えた群は① のまったく同じ練習を繰り返した群よりも
2倍もスピードと正確性が上がった
③ の1回しか練習をしなかった群は① の同じ練習を繰り返した群はに比べ
25%ほど成績が悪かった
つまり全く同じ練習よりも
少し変化を加えた方が
スキルの向上が2倍になったという研究結果なのです!
研究では2度の練習による測定しか行われていないので
3回以上の連続した変化によってどのようなパフォーマンスの変化があるのか
というのは分かっていません。
しかしはっきりと言えることは
ある程度の変化があった方が上達にはいい影響があるということ。
なぜそんなことが起きるのかというと
我々の脳の習性が関係していると言われています。
人間の脳は同じ内容を反復すると少しでもサボろうとする習性があります。
良く言えば省エネ効果ですね。
これは我々が生活することにおいては非常に素晴らしい機能になっているのですが
技術向上を目指す練習においては良いとは言えません。
脳が活性化されてより練習の効果が発揮されやすい状態を保つために
同じ内容ではなく
少し変化をつけて反復練習する。
これがリコンソリデーションなのです。
これは反復練習をメインとした物事全てに有効に働きます。
勉強での暗記や楽器での演奏、同じ動作を繰り返すスポーツなんかがそうです。
完全に同じことの繰り返しでなく少し変化を加えて行う。
このポイントがリコンソリデーションの肝になります。
ダーツではどのように取り組めば良いか?
ではダーツの場合具体的にどうするか。
「少しの変化」というキーワードがありますね。
ではダーツにおける少しの変化とは?
これは人それぞれ違ってくるとは思いますが
・投げる環境
いつもと違う場所や人、スティールかソフトなど
・セッティングアイテム
シャフトの長さやフライトの大きさ
・バレル
重さ、長さ、太さ、形状が違うもの
・練習方法
ノルマ制、時間制、ガジェットの使用
おそらくこんなところが挙がってくると思います。
ある程度経験があるプレーヤーさんなら
自分にとってはこれが少しの変化かなと何となく想像がつくでしょう。
例↓
シャフトを長くしてしばらくはイメージ通りに投げれていた
久しぶりに行ったお店だと良い結果だった
試投の際や買ったばかりのバレルを投げている時は調子がよかった
※もちろん反対にパフォーマンスが下がった経験もあると思います
これらはリコンソリデーションの効果が発揮されているために
起こっている結果だったりするわけですね。
一度自己分析によってどの程度の範囲を
少しの変化
とするのか定めて欲しいのですが…
私が思う効果的な「少しの変化」の条件を挙げると
・ある程度見通しがついている変化であること
こんな風なことが起きるんじゃないかな〜。と想像できる(全く想定できないのはNG)
・ワクワクできること
変化の内容に楽しみを見出せる
・あまりにも短時間で変えずぎないこと(1日1個とかで充分)
少しの変化でも間隔が短すぎると意味がなくなるのでは?
ざっとこんな感じです。
ちなみに私が実際に行なっている具体例を挙げると
フライトやシャフトを
プラスマイナス1サイズという変化をよくつけています。
バレルもたまに変えるのですが
変える際にはスペックの共通点が多いもので
1点か2点だけ数値が異なるものをチョイスして使い分けたりしています。
例えばですが
ラプターとソロ3とか、似ているもので変化をつけるように。
(流石に似すぎかな;)
長いストレートから短いトルピードといった変化は
自分にとっては大きな変化になるので
避けるようにしています。
タイミングについては
今の自分の投げ方やセッティングに慣れてきたなという時が多いですね。
「今日の練習は新しいきっかけが少ないかも」
なんて思った時に取り組んでいるという感じです。
リコンソリデーションに取り組む際の注意
反復練習の中では
大きな変化をつけてしまうと反復の効率が落ちるとされています。
単純に同じ範囲のスキルではなく
別のことを練習したことになってしまうので
効果が半減するのでしょう。
練習の目的が合えばそれでも良いのですが
反復練習の効果を上げたいということであれば
あくまでも小さな変化を意識しましょう。
それと大事になってくるのが変化をかけるポイント。
どういった上達を目指しているのかをよく踏まえて
変化をかけることが大事になってきます。
例えば自分のダーツの飛びイメージにアプローチをかけたい場合…
直線的にとか山なりにというところを意識するためにフライトを変えたり
ちょっと台にライン引いてみようといった小さな変化が
目的と合ってくると思います。
むやみやたらに変化を加えるのではなく
当日の練習の目的をはっきりさせて
変化の種類も決めていきましょう。
ただ単に「ちょっと変化させよう」だと
思ったような効果は出ないかもしれません。
何より自分の課題に対して適切な変化ができるとより楽しくなりますからね^^
最近だとウエイトボールや長さを変えるギアといった面白いアイテムも豊富なので
方法がなくて困る!ということは恐らくないでしょう。
是非色々なアイテムを活用しながら
練習をより楽しくしてみてください。
まとめ
タイトルではデカデカと上達速度2倍!なんて言っていますが
正直上達速度がどれだけ上がるかはわかりません(おい)
こればかりは
やっていない自分との比較ができないので…お許しを…
ただ私の場合、間違いなくモチベーションや集中力に対して
良い刺激になっていると感じます。
いつもと違うぞ!という感覚が
上達速度の向上につながっていると断言できます!
やっぱり毎回同じ内容の練習って飽きますし
練習内容が楽しいと思えることって大事ですよ。
リコンソリデーションを活用すると
そういった大事な感覚にも気づかせてくれるはずです!
というわけで今回の記事では上達速度が2倍になる練習方法
リコンソリデーションについて解説しました。
脳への良い負担
モチベーションの向上
練習の精度が上がる
新しいスキルの習得が早くなる
普段何となく刺激が少なくなりがちな反復練習には
持ってこいの効果がたくさんあります。
練習に刺激が入り効率が上がり、ダーツがさらに楽しくなる
リコンソリデーション
まさにプレーヤーにとって一石二鳥のものです。
自分よりも上の人たちに早く追いつくために
是非こういった工夫をどんどん取り入れてみてください!
今回の記事は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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