【ダーツ×睡眠】睡眠と上達の関係性、睡眠不足ダメゼッタイ!

                                   

 

こんにちは、タクローです。

 

 

 

今回の記事ではダーツと睡眠の関係性について

 

いや、上達と睡眠と言った方が正しいか…

 

 

 

 

よく「睡眠時間を削って練習時間を作っている」

という話を聞きますが

 

 

 

絶対にやめるようにしましょう!

 

 

 

もちろん楽しんでやっている分には

あまり問題ありませんが

上手くなろうとその努力をしている場合には

今すぐSTOP!

 

 

 

今回の記事では

“睡眠は上達にとっていかに重要か”

という事を説明させていただきますので

 

「あ、俺のことじゃん;」

という方の睡眠時間を見つめなおす機会になれば幸いです。

 

 

 

睡眠と成長の関係性

 

健康の3大要素でもある休養。

 

睡眠は「休養」の中でも最も重要であり

日中の生活活動のエネルギーの温存を行うだけではなく、

生活活動における疲労から回復させる役割を果たしています。

 

 

睡眠時間の短縮や睡眠・覚醒リズムの乱れは、不定愁訴、日中の強い眠気、集中力の低下、

作業効率の低下など様々な体調不良と関連し、さらには、うつ病や生活習慣病のリスクを高めます。

参照
( 島本英樹ら.大阪大学高等教育研究.2013)

 

 

 

 

 

もちろん多くの方が睡眠時間を確保することで

自身の体調に良い効果を与えてくれるという事は理解されていると思います。

 

 

 

ではどれほど具体的な効果があるのか?

 

 

 

睡眠と運動能力の向上は

様々な論文が出ているほどの

確かな説です。

 

 

 

 

睡眠時間の確保によってどれだけ運動能力が向上するのか。

 

 

今回はいくつかの研究結果の一部を紹介させていただきます。

 

 

 

【その1】

 

2011年にMahらが発表した、睡眠と運動パフォーマンスとの関連を示した論文は衝撃的なものでした。

その論文の内容を紹介します。

 

この研究は、スタンフォード大学の男子バスケットボール選手11名を介入群とし、

5〜7週間、毎日睡眠時間を平均110.9±79.7分延長させて、対照群15名と比較して行われています。

 

この研究における、選手達の平均睡眠時間は8時間20分でした。

 

 

 

では、その結果を見てみましょう。

 

 

( Mah CD, et al. Sleep. 2011 )

上記のように、

睡眠時間を延長させると練習・試合での心身の状態をすべて向上した。

この報告以降、アスリートにとって睡眠はトレーニングと同等に大切なものであると捉えられるようになりました。

 

 

 

 

【その2】

 

2009~10年シーズンから2015~16年シーズンまでの7年間にわりNBA選手112人を対象に行った調査では、

深夜に投稿したTwitterと翌日の試合での成績に関する分析を行いました。

その結果、前夜に投稿をしていた場合

その選手には試合中のパフォーマンスが振るわなくなり、チームも負けることが多かったようです。

 

試合前日の午後11時から翌日の午前7時までの間のツイートしていた場合、

試合では得点が平均1ポイント減り、フィールドゴールは同 1.7%減少。

アシスト、リバウンド、スティールのいずれも減少していたとのこと。

 

1ポイントの違いは大事ではないように思えるかもしれませんが

接戦の場合にはそのわずか1ポイントが、勝敗を分けることになります。

 

 

 

もちろんツイートしていないからといって

夜更かししていないわけではありませんが、

夜遅くまで何かしている選手は翌日のパフォーマンスに影響が出るということは間違いなかったようです。

 

 

 

 

ここまでだけでも睡眠不足が与える影響について分かっていただけたと思います。

 

 

 

 

ではここからはトップアスリートの事例も見てみましょう。

 

トップ選手ほど長い睡眠時間をとっていると言われています。

 

 

 

 

スポーツ専門チャンネルESPNによれば、米プロバスケットボールNBAのレブロン・ジェームズは

1日平均12時間の睡眠を取ると言われています。

 



ESPNによれば、1日の半分を眠って過ごすトップアスリートは、ジェームズだけではなく、

テニスのロジャー・フェデラーもジェームズと同じ、平均12時間の睡眠を取っている。

そして、「人類最速の男」ウサイン・ボルト、テニスのヴィーナス・ウィリアムスと
マリア・シャラポワ、元NBA選手スティーブ・ナッシュはそれぞれ、1日平均10時間眠っているそうです。

 

 

 

激しい運動を繰り返すスポーツが対象なのかと言えばそんなことは無く、こんな研究結果も出ています。

 

 

 

学術誌『Physiology and Behavior』に掲載されたレビューは

部分的な睡眠不足に関して以下のような結論を導いています。

有酸素運動(長距離走など)と無酸素運動(短距離走など):睡眠不足による違いは「ごくわずか」で、気がつかない程度

反復的無酸素運動(重量挙げなど):疲労が増す

戦略や集中を要するスポーツ:判断力が鈍る

高い集中力を必要とするスポーツ(的を狙うものなど):ミスが増える

 

 

つまり

多くの集中力と心のバランスによって成り立っているダーツにおいては

睡眠不足はミスに直結するとても危険な要素と言えます。

 

 

 

私自身も体調管理を無視してダーツを頑張っていた時期もありましたが、

やはりきちんと体調管理するようになってからは

毎日着実に成長できました。

コチラの記事でも少し取り上げています↓

【タクローのダーツ歴その4】プロになった途端のスランプから脱出!停滞期から抜け出せたのはある行動の変化だった

 

 

 

 

 

美談に騙されるな

 

よく「睡眠時間を削って練習しました。」

という方の話を聞くかもしれません。

 

個人的にそれはちょっと意味が違うと思っています。

 

 

 

その人は睡眠時間を短くしてもパフォーマンスが落ちない、

極端に言えば睡眠時間を削ってもあまり変わらない体質だっただけです。

 

 

 

 

私自身眠い中努力することは努力と思いません。

 

 

もちろん時間が限られている中で

何とか練習しようとする熱意は素晴らしいと思います。

 

 

ただ本当に大事なのは

集中して練習ができる時間を作る事です。

 

 

日常のやる事をなるべく効率的に行い

スマホゲームや動画をダラダラと見ない。

 

 

 

それができていないことを棚に上げて

「自分は時間が無い中頑張ってます!」は言い訳にしかなりません。

 

 

 

自分の大切な体をないがしろにして頑張ることは努力とは言いません。

 

 

睡眠時間を削って頑張ったという美談をそのまま受け入れるのではなく、

自分の体にとって一番良い選択をしてあげてください。

 

 

 

 

睡眠なくして成長はない

 

仕事とか趣味、どんな行動でも当てはまると思います。

 

休むことをしなければ

質の高い成果があがることはない。

 

 

 

 

 

当然ながら、睡眠を取れば勝てるというものでもありません。

 

十分な睡眠に加えて、才能や能力、自制心、十分な練習を行う習慣が必要です。

 

 

 

それでも練習やトレーニングにかける時間を増やすために睡眠時間を削ることは

勝つことに対して逆効果だといえるでしょう。

 

 

そうした行動は、ひとえにガソリンを入れずに車を走らせようとするようなものです。

 

 

様々な事情の中、ダーツの上達に取り組んでいる方が多いとは思いますが

 

今回の記事を見て自分の生活習慣を変えるきっかけになれば幸いです。

 

 

 

ちなみに

「中々睡眠がきちんと取れない…」

という方もいらっしゃると思います。

 

 

私が睡眠に対して参考にした書籍も載せておきますので

良ければ参考にしてみてください。

 

 

 

 

今回の記事は以上になります!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

                                

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